新規種雄牛造成にかかるとも補償事業
島根県とも補償運営委員会
(事務局:(公社)島根県畜産振興協会)
事業の目的
新しい優秀な種雄牛を作り出すためには、新規種雄牛の産子を一定頭数確保し、これらの発育や枝肉情報を収集し、種雄牛の能力を早期に判定することが必要です。
そこで、繁殖農家や肥育農家のみなさんの協力を得られた際に奨励金を交付する「とも補償制度」により、みんなで優秀な種雄牛を造成するしくみです。
事業の内容
①新規種雄牛の交配推進費 3,000円/頭 (交配する雌牛の年齢等により加算あり)
新規種雄牛の交配推進と交配(受胎・分娩)の取りまとめに対し、交配実績に基づき島根県農業協同組合当該地区本部へ交付します。
②交配協力金の交付 20,000円/頭
新規種雄牛の交配を行い受胎が確認された場合、または同一種雄牛の新規交配を異なる周期で2回以上実施した場合に生産者へ交付します。
【対象者の条件】
・「肉用子牛生産者補給金制度」に加入している生産者であること
③新規種雄牛の交配で生産された子牛の価格補償(毎月市場ごと) 上限80,000円/頭
子牛の取引価格と平均売買価格をもとに算出した額を生産者へ交付します。
評価、自家保留牛(農家検定牛としての自家保留に限る)等、条件によっては40,000円。
※上場困難牛及び死亡子牛については委員会の審議によります。
【対象者及び対象子牛の条件】
・「肉用子牛生産者補給金制度」に加入している生産者であること
・補給金制度の個体登録を行っている子牛であること
・子牛登記証明書または血統証明書を有している子牛であること
・個体登録者と市場出荷者が同一人物の子牛であること
④農家検定牛の導入助成 100,000円/頭
新規種雄牛の交配で生産された子牛を、農家検定牛として導入または自家保留した生産者へ交付します。
⑤導入調整への出荷助成 8,400円/頭
新規種雄牛の交配で生産された子牛を、後代検定牛として導入調整のために島根県中央家畜市場に輸送した浜田市、益田市、江津市(桜江町を除く)、鹿足郡、隠岐郡内の生産者へ交付します。
とも補償制度の主な財源
・島根県有種雄牛の精液1本当たり700円の賦課金
・島根県からの助成金
※「とも補償制度」の主旨をご理解いただき、積極的な交配にご協力をお願いいたします。くわしくはJAしまね各地区本部の畜産担当者へお問い合わせください。